ヘレニズム文化は

ギリシア文化とオリエント文化が融合したヘレニズム文化がアレクサンドロスの帝国で開花し、ラオコオン像、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケ、瀕死のガリア人などの彫刻が各地で制作された。

エウクレイデス、アポロニオス、アルキメデス、エラトステネス、アリスタルコスらの学者も輩出し、その後、古代ローマ、イスラームに強い影響を及ぼし、東方奥深くに入植したギリシア人はガンダーラ美術に大きな影響を与えた。

はるか極東の日本の法隆寺の柱にもヘレニズム文化の痕跡が認められている。

ギリシア世界で伝統的であったファランクスに加えて、馬匹の確保や地形に起因する運用の難しさからギリシアでは重視されなかった騎兵を組み合わせたマケドニア軍は、当時最高級の戦闘力を誇る軍隊であり、そのうえ各々の将兵はその軍務に誇りを持っていて精強の兵士であった。

また、アレクサンドロス自ら行軍中にあっても荷馬車に乗り降りして体を鍛錬したと伝えられる。

彼は常に最前線で将兵とともに戦い、自らの頭部や胸部に重傷を負うことさえあった。

数々の戦場で危機を乗り切ったアレクサンドロスは神懸かった戦士であり、将兵から絶大な人気を得ていた。
update:2010年05月23日